【彦根城博物館】テーマ展「麗しの雅楽器」

2017年12月3日 更新

彦根城博物館において、テーマ展「麗しの雅楽器」が開催されますのでお知らせします。

雅楽は、奈良時代に中国や朝鮮半島からもたらされた大陸の音楽と、日本古来の音楽とを総合した、日本を代表する伝統音楽です。宮廷や寺院、神社の行事、貴族らによる遊興の場で盛んに行われ、最盛期の平安時代には宮廷文化を華やかに彩りました。
その後、時代によって衰退した時期もありましたが、そのたびに復興し、今に受け継がれています。
使用される楽器も、外国に起源を持つものと日本古来のものとがあり、外来の楽器は日本人の好みに合うように取捨選択、改変され、現在見る形になりました。その種類は、管楽器(吹きもの)、絃楽器(弾きもの)、打楽器(打ちもの)に分けられます。
楽器は音楽を奏でるための実用的な道具ですが、人々にとって楽器は、単なる道具に留まる存在ではありませんでした。「枕草子」に「無名」「玄象」という名前の琵琶などについて記されるように、自らの所蔵する古く由緒ある作品や、楽器として優れた作品に、「銘」と呼ばれる愛称を付け、大切にしたのです。楽器に銘を付ける習慣は、古く平安時代にまで遡り、以後、連綿と受け継がれていきました。