彦根城博物館特別展のお知らせ

2020年10月10日 更新

彦根城博物館にて、特別展「幻の名窯湖東焼―彦根藩窯の盛衰―」が開催されますので、お知らせします。

 
 湖東焼は、江戸時代後期に彦根で焼かれたやきものです。文政12年(1829年)、彦根城下の商人絹屋半兵衛(1790~1860)らが開窯し、後に彦根藩が召し上げて直営化し、井伊家12代直亮(1794~1850)と13代直弼(1815~1860)、14代直憲(1848~1904)のもとで発展しました。とりわけ直弼は、湖東焼の窯の経営に情熱を注ぎ、藩窯は黄金期を迎えます。しかし安政7年(1860年)、直弼が桜田門外の変で亡くなると、窯は縮小を余儀なくされ、文久2年(1862年)に藩窯は廃止され、民間に払い下げられました。
 湖東焼の窯では、藩主個人の愛用品や贈答品として用いられた高級品に加え、藩の内外に流通させることを目的とした日用品まで、さまざまな製品が生み出されました。良質な材料をふんだんに用い、瀬戸や九谷、京都などの先進地から招聘された職人達の指導の下で制作が行われ、その品質は極めて高いものでした。作品は、硬く焼き締まった磁器もあれば土の自然な暖かみが感じられる陶器もあり、絵付の技法も、藍色で模様を表現した染付や、赤や緑などの色で絵付した色絵、金で彩った金彩など、極めて多様です。しかし、窯の操業期間が短かったため、瀬戸焼や伊万里焼などに比べると製品の量は少なく、明治時代には「幻のやきもの」と呼ばれるようになりました。
 本展は、多彩な作例と史料を通じて、湖東焼の成立および展開の歴史を紹介するとともに、湖東焼に影響を与えた各地のやきものに注目することにより、造形的な特質にも迫り、湖東焼の全貌を明らかにしようとするものです。





期間

令和2年(2020年)10月23日(金)~11月23日(月・祝)

8:30 ~17:00まで(※入場は16:30まで)

※会期中は無休

場所

彦根城博物館 展示室1~3


観覧料

大人:500円(450円) 小・中学生:250円(170円)

(  )内は30名以上の団体割引料金

※常設展「“ほんもの”との出会い」も併せてご覧いただけます。


関連事業

展示解説

期日
令和2年(2020年)10月24日(土) 14:00~(※受付は13:30~)
約40分の解説
場所
彦根城博物館 講堂
定員
25名(※当日先着順)
費用
無料(※ただし、展示室への入室には観覧料が必要です。)
担当
彦根城博物館 学芸員





ワークショップ
NPO法人湖東焼を育てる会共催事業 「絵付体験!~オリジナルの器を作ろう~」

期日
令和2年11月14日(土) 13:00~15:30
場所
彦根城博物館 講堂
講師
中川 一志郎 氏(再興湖東焼 一志郎窯)
参加料
1,500円(※ただし、別途送料が必要)
申し込み方法
往復はがき往信の裏面に住所・氏名・電話番号を、復信の宛名面に住所・氏名を明記の上、「彦根城博物館特別展ワークショップ」係までお申し込みください。(※お1人様1通)
彦根城博物館ホームページからも申し込みできます。
申込期間
令和2年(2020年)10月1日(木)~10月30日(金) *当日消印有効
定員
25名( 応募多数の場合は抽選)

 

彦根城博物館

〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1
TEL: 0749-22-6100
FAX: 0749-22-6520
http://hikone-castle-museum.jp/