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景観重要建造物 上野家住宅主屋

 彦根の城下町は慶長9年(1604年)から始まった彦根城の築城に伴い建設されました。

 上野家住宅の建つ旧本町一帯は、城下町建設の当初に着手されたと伝えられる町で、城下町のほぼ中心部に位置しています。当時の旧下本町周辺には、北側に旧下方原町(武家屋敷地)があり、南側には、職人町・上魚屋町などの町屋が広がっていました。
 上野家住宅主屋は、碁盤の目状に造られた城下町の東西に延びる通りの北側に位置し、南側を通りに面して建てられています。東西につらぬくこの通りは、ちょうど上野家住宅の西側あたりで屈曲しています。この屈曲した部分は「くいちがい」と呼ばれ、城下町建設の際に意図的に造られたものです。「くいちがい」は通りの見通しを遮り、敵の進行を妨げることで、城下町の防御能力を高めるために設けられたといわれています。なお、「くいちがい」から北側に延びる道は、近代になって設置されたものです。
 上野家住宅主屋は、木造平入り形式の中二階建、二列六室通りにわ型の中規模の町屋です。
 主屋の外観二階部分は、ほぼ当初の形式を残しており、両側面には木枠に漆喰塗の袖壁を備えています。二階壁面は全体をほぼ四等分して、東側から虫籠窓、次に約一間幅の格子窓が二か所、西側の一間部分は漆喰壁となっています。軒裏は腕木で出桁を受け、その上に垂木を乗せた出桁造りとなっています。
 上野家住宅主屋は、彦根の城下町の町屋の外観を良好な形で残す、江戸時代後期の貴重な建造物として、平成24年8月13日に国の登録有形文化財建造物として登録されました。


※外観のみで、内部は非公開となっております。

景観重要建造物 上野家住宅主屋

滋賀県彦根市本町2丁目