青岸寺

青岸寺(前身は米泉寺と称す)は、南北朝時代に近江の守護職、佐々木京極道誉によって創建されましたが、永正年間(1500年代)の初めに焼失し、関ヶ原の戦いの後、井伊家とともに彦根城に移った大雲寺三世要津守三和尚によって再興されました。その時に庭園も築かれましたが、彦根城内楽々園を築く際に石を供出し消滅しました。
現在の庭園は、当寺の三世興欣和尚が隠棲する時に、楽々園を築いた井伊家家臣の香取氏によって再築され、昭和9年には国の名勝指定を受けています。見事な石組みと、杉苔の緑を用いて水の流れが表現されており、雨上がりは山水画を思わせる美しさです。米原駅から徒歩7分の距離ですが、寺域は太尾山麓に囲まれた静寂な佇まいを保っております。

青岸寺

所在地〒521-0012 滋賀県米原市米原669
電話0749-52-0463
Webhttps://www.seiganji.org/