高宮宿のちょうど真ん中あたりに句碑があります。
「たのむぞよ 寝酒なき夜の 古紙子」
貞享元年(1684年)の冬、縁あってこの家の主の許しで一泊した俳人の松尾芭蕉は、自分が横になっている姿の絵を描いてこの句を詠みました。 紙子とは紙で作った衣服のことで、主は新しい紙子羽織を芭蕉に贈り、古い羽織をもらったとされています。その後に庭に塚を作り古い紙子を収めて「紙子塚」と名付けました。