掛け軸に封印されていた妖怪が逃げ出した!
湖東を巡りながら再び封印せよ!!

「湖東 妖怪封印ARラリー」は、1市4町(彦根市・愛荘町・豊郷町・甲良町・多賀町)の湖東地域に点在する妖怪スポットを巡るARスタンプラリーです。

どの妖怪から封印してもOK!!

妖怪スポットを訪れ、スマートフォンに封印した画面を、彦根観光センター(彦根市尾末町1-51)で提示すると特典を受けとることができます。
但し特典は、大人・子どもに関係なく、条件をクリアしたスマートフォン1台につき1名様とさせていただきます。

動作環境と注意事項

  • QRコードは、標準のカメラアプリを使って読み込んでください。その他のQR読み込みアプリを使われた場合は正しく作動しない場合があります。
  • ご利用の端末、ブラウザによってARラリーウェブサイトが正しく動作しない場合があります。
  • 通信料は自己負担となります。
  • 妖怪封印するアクションを行う場合、ご自身のスマホを落とさないようにしてください。また、人に当たらないよう、器物を壊さないよう周囲の状況に注意してアクションをするようにしてください。
  • インターネットに接続しない端末、QRコードの読み取りができない端末、一部のスマートフォンでは、ARラリーにご参加いただけない場合がございますので、予めご了承ください。
  • JavaScriptやCookieの受け入れを無効にしていたり、プライベートブラウズ等を有効にしている場合、ARラリーが正しく動作いたしません。
  • Cookie IDはブラウザごとに異なります。ARラリー開始後は同じブラウザにてアクセスしてください。異なるブラウザでアクセスされますとスポットを訪問した情報が保持されません。
  • 参加中、ブラウザの履歴、キャッシュ、Cookieの削除を行われた場合、スマートフォンの仕様で、最初からのスタートとなりますので、ご了承ください。
  • iPhoneでSafariブラウザをご利用の方は、プライベートブラウズを「オフ」にしてご参加ください。「オン」の場合、Cookie情報が自動で削除されますので、ご注意ください。
  • Chromeブラウザをご利用の方は、シークレットモードを「オフ」にしてご参加ください。「オン」の場合、Cookie情報が自動で削除されますので、ご注意ください。
  • 現地スポットで、気象条件や時間等により、認識が遅くなる、あるいは認識しづらくなる場合があります。予めご了承ください。
  • 現地スポットで、チラシ内の妖怪封印マーカーの文字を読み取ったときに「位置情報が正しくありません」と表示される場合があります。これは現在地が正しく取得できない(取得に時間がかかっている)場合、または有効圏内からはずれている場合に表示されます。スポットの目安となる建物や施設にもう少し近づいてみてから、改めてかざしてみてください。
  • 現在地の取得に時間がかかり、タイムアウトすることがあります。再度読み込んでいただくか、少し場所を移動して再度試してみてください。

特典

  • 10妖怪封コンプリート 先着200名様 「特製ICカードケース」をプレゼント
    サイズ W71×H106mm
    素材 PUレザー(ボールチェーン付)
    対応カード Suica、PASMO、ICOCA、その他同サイズの電子マネーカード
  • 5妖怪封印された方 先着100名様 淡海文庫『淡海妖怪拾遺』プレゼント
    淡海文庫71 単行本(ソフトカバー)
    サンライズ出版 / B6判 / 並製本 / 総208ページ
    定価1,650円
  • 各妖怪封印につき先着200名様
    封印した妖怪の「ポストカード」をプレゼント

「湖東 妖怪封印ARラリー」チラシ設置場所

【彦根市】
彦根市役所 観光交流課、ひこにゃんミュジアム、近江鉄道彦根駅、彦根城(表門)、ひこねレンタサイクルひこちゃり、 JR彦根駅自由通路、公益社団法人 彦根観光協会、彦根観光案内所、彦根観光センター、一般社団法人 近江ツーリズムボード、宗安寺
【多賀町】
多賀町役場 産業環境課、あけぼのパーク多賀、多賀大社、一般社団法人 多賀観光協会
【甲良町】
甲良町役場 産業課、甲良町観光協会、甲良町立図書館、勝楽寺、西明寺、道の駅 せせらぎの里こうら、尼子駅コミュニティーハウス、ゆずのだいどこ、ヤッサの里 おだいどこ野幸
【豊郷町】
豊郷町役場 産業振興課、岡村本家、豊郷駅、豊郷小学校旧校舎群 酬徳記念館内
【愛荘町】
愛荘町役場 商工観光課、愛荘町立歴史文化博物館、愛知川駅コミュニティハウス るーぶる愛知川、ゆめまちテラスえち、蔵元 藤居本家、愛知川ふれあい本陣、湖東三山館あいしょう、金剛輪寺

開催期間

2024年11月1日(金) 〜2025年1月31日(金)

参加方法

QRコードを読み取り

スマートフォンでQRコードを読み取ってください。

ブラウザを起動

妖怪封印ARラリーページにアクセスしてください。

マーカーにかざす

そのまま「妖怪封印」マーカーに画面をかざしてください。

妖怪をタップして固定

妖怪が現れたら逃げないようタップして固定します。

封印アクション

空中にスマートフォンで「五芒星」を描きます。封印アクションをするとき、スマートフォンを落とさないよう注意してください。

封印完了

妖怪の名前が現れたら封印完了!!

封印した妖怪は、どこででも写真を撮ることができます

  • 指の操作で、妖怪画像を好きな場所に移動できます。
  • カメラボタンを押すと、撮影することができます。
  • 撮影すると画面は撮影後の表示となります。
  • 画像を長押しすると、「共有」・「写真を追加」・「コピー」のメニューが表示されます。

妖怪スポットは10か所

【彦根市】彦根城周辺、宗安寺周辺
【多賀町】多賀大社、一圓屋敷(野鳥の森駐車場)
【甲良町】西明寺周辺、勝楽寺
【愛荘町】依智秦氏の里古墳公園、金剛輪寺
【豊郷町】豊郷小学校旧校舎群北側駐車場、豊郷スポーツ公園

KOTO 妖怪 SPOT マップ

妖怪解説

河太郎 (かわたろう)

河童(かっぱ)は、カワソ・ガワタラ・ガワタなど地域によってさまざまな呼称があり、河太郎もそのひとつ。彦根藩井伊家12代直亮(1794〜1850年)は、雅楽器、書画、博物学関連資料など多様な分野に及ぶコレクター大名だった。彼が収集した資料のなかに、「河太郎図」がある。手足には4本の指、黒く尖った爪、鱗、指の間には水掻、おかっぱ頭で黒髪が墨一色で描かれている。
明治10〜20年代の彦根の風俗習慣などを書き残した旧彦根藩士族の高橋敬吉は、「春、水が温むころになると彦根城の堀で魚釣りをして遊んだ(現在は堀での魚釣りは禁止)。堀が深く、はまったら『どち』や『河太郎』に引かれて死ぬと、祖母や母が心配して遠くへ行く事を許されなかった」と手記に記している。


四角い火の玉(しかくいひのたま)

宗安寺に現れた怪火。
本堂の屋根を「四角い火の玉」がころがり落ちたという伝承の他、住職が読経をしていると何処からともなく「牛の声」が聞こえてきた、ショウケラ、ぬし、座敷童など妖怪の伝承が多いお寺である。「四角い火の玉」は昭和の伝承で、怪火が四角いというのは宗安寺のみ。


先食烏 (せんじきがらす)

「先食烏」は多賀大社の神使である。
『多賀大社由緒畧記』には「本殿の脇に据えられた先食台と呼ばれる木の台に神饌(しんせん)の米をお供えする。すると、森からこの烏が飛んできて、神饌に穢れがないとこれを啄(つい)ばむ。古くは、もし烏が啄ばまない場合は、改めて神饌を造り直した」と記されている。先食行事といい、毎朝行われている。
神饌を烏に食べさせる神事を「御烏喰神事(おとぐいしんじ)」という。世界遺産の厳島神社では「御烏喰式(おとぐいしき)」、熱田神宮の摂社である御田神社(みたじんじゃ)では「烏喰の儀(おとぐいのぎ)」と呼ばれ、毎年神事が行われている。


お虎 (おとら)

霊仙山は標高1094メートルの鈴鹿山脈最北の山である。登山道沿いに霊仙神社の鳥居があり「お虎ヶ池」が水を湛えている。多賀久徳の庄屋の妻のおとらは絶世の美人だった。身ごもったとき「お産するときは、絶対見ないでください」と頼んだが、庄屋が襖の隙間から覗くと、お虎は大蛇であった。子を産んだお虎は「人間世界にいることができなくなりました。霊仙山にある七角の池にいますから、この子が七つになるまで育て、池まで連れてきてほしい」と言い残し立ち去った。子が七つになったとき、庄屋が池のほとりに連れて行ったところ、大蛇が姿を現わし、子どもと一緒に、池の中へ姿を消してしまったという。その後、この池をおとら池といって崇めたという(「おとら池の伝説」)。


仙人姿の天狗 (せんにんすがたのてんぐ)

西明寺の妖怪。
名刹西明寺を訪れた大和高田市大日堂住職大田宗源師が、右腕をロウソクの燭台にして荒修行をしていると、本堂のトビラが二三寸ひらいて、3人の「仙人姿の天狗」が見ているので驚いたが、件の「天狗」は「邪魔はせんから修行を続けよ」と言葉をかけた。天狗は大抵山伏装束だが、仙人姿であるところが西明寺独特で興味深い。
このことは、「滋賀新聞」(昭和26年2月14日付)に「仙人姿の天狗」として記事が掲載されている。


ハクゾウス

勝楽寺の妖怪。
璞蔵主(ハクゾウス)は僧侶に化けた白い狐である。勝楽寺城址に「狐塚」があり、璞蔵主の話が伝わっている。昔、勝楽寺に璞蔵主という住職がいた。日々、弟の金右衛門に「殺生をすると罰が当たるぞ」と命の尊さを説いていたが、金右衛門はそれを聞き入れようとしなかった。ある日、外出して山道にさしかかった璞蔵主は、金右衛門に白狐と見間違えられ非業の死を遂げる。そのとき初めて殺生の戒めに気づいた金右衛門は狩りをやめ、山中に塚をつくり白狐を長く弔った。
狂言「釣狐」はこの話がもとになっているという。


油坊主 (あぶらぼうず)

金剛輪寺に現れる妖怪。
昔、若い坊さんが、本坊から本堂まで長い石段を登って、朝事、夕座のおつとめをしていた。朝事の前に、本堂の灯明をつけに行くことは辛い修行であった。冬でも、種油を壺から油さしに移し、雪の積もった石段を登らなければならなかった。ある日、本堂のたいせつな灯明油をくすねて商人に売り、できたわずかな金を持ち町へ遊びに行った。その後、原因不明の病気になり、もだえ苦しみながら亡くなった。
以来、毎夜毎夜、金剛輪寺の総門あたりで「油かえそう。油かえそう。わずかのことに、わずかのことに......」という悲痛な声が聞こえ、観音堂までの石段をひょろひょろ歩いて行く黒い影法師が現れるようになった。その手には油を持っているのだという。


山姥 (やまんば)

「山姥」は山中の妖婆である。人を襲い、子どもを好んで食べる。背は高く、眼光鋭く、長い髪、透き通るほどの白い肌、口は耳まで裂けているという。
宇曽川ダムの上流に「山比古湧水」がある。
昔、たいへん信心深い老夫婦がこの湧水を山比古地蔵にお供えしたところ、息子に気立てのよいお嫁さんを迎えることができた。その息子が湧水を供え「この付近に住み着いて、村に下りてきては子供をさらい村人を苦しめている山姥を退治してほしい」と願うというその願いを叶えてくださった。村には平和が訪れ、若者はかわいい赤ちゃんを授かり幸せに暮らしたという。湧水近くの遊歩道の岩に、いまも山姥の足跡が残っている。


平将門の首(たいらのまさかどのくび)

平将門は平安中期の武将である。下総北部(茨城県西部)を地盤とした最強の豪族だった。天慶3年(940)、将門は新皇を自称し京都の朝廷から独立した国家を作ろうと挙兵したが、藤原秀郷に討たれる(平将門の乱)。秀郷が京に凱旋するため東山道を進んでいると目を開いた将門の首が追いかけてきて、宇曽川の辺りで秀郷に勝負を挑んできた。秀郷は首だけになった将門に和歌の勝負を挑むと、将門の首はこれに答えられず力尽きた。以来、将門の首が歌に詰まったことから、この橋を「歌詰橋」と呼ぶようになった。秀郷が将門首を葬ったところが、将門塚(山塚古墳)である。


大蛇 (だいじゃ)

昔、犬上川上流の大瀧神社(多賀町富之尾)の「大蛇の淵」は、稲依別王命(イナヨリワケオウミコト)の愛犬小白丸(小石丸)が大蛇と戦ったところだ。
狩に出て昼寝をしていた命の頭上に、大蛇の気配を察知した小白丸は主人を守ろうと吠えたが、命は狂ったように吠え続ける犬の首を太刀ではねてしまった。犬の首はそのまま大蛇の喉に食らいつき、大蛇は事切れた。
小白丸の首は犬上川を流れ、豊郷に流れ着いたという。犬上郡豊郷町八目の「犬上神社」はかつて「犬頭明神」と呼ばれ、大瀧神社と同じ伝承を語り継いでいる。神社の近くには「犬上の君遺跡公園」があり、稲依別王命の屋敷があったところと伝わる。