彦根城博物館特別公開「雛と雛道具」開催のお知らせ

2017年1月30日 更新

彦根城博物館にて特別公開「雛と雛道具」が開催されますので、お知らせします。

 3月3日の上巳の節句に行われる雛祭りは、女児の健やかな生育を祈る行事です。元来、上巳に限らず、節句は季節の変り目にあたるため、病気などの災いが降りかかりやすい日と考えられてきました。そのため、節句には厄を払う祈りをし、厄を受ける身代わりとして人形を作り、神に供えたり、厄払いとして川や海に流すということが行われました。後にこの人形は、飾り付けて楽しむものへと変化して行きました。江戸時代に入ると、桃の節句に、人形とともに菱餅や菓子、桃の花びらを浮かべた白酒などを供えて賑やかな飾り付けをして祭を行うという、現代につながる習わしが定着しました。この人形は雛と呼ばれ、より華やかで精巧なものが作られるようになります。そして、実際の調度類を模したミニチュアの雛道具も作られ、雛と共に飾られるようになりました。
 江戸時代の大名家の姫君の婚礼の際には、嫁入道具として、豪華な調度とともに雛と雛道具が誂えられました。雛道具は、婚礼調度を模し、数十件にも及ぶ大揃えのものとするのが通例です。井伊家13代直弼の息女弥千代(1846~1927)が、安政5年(1858)に高松藩松平家世子頼聡に嫁いだ際にも、婚礼調度とともに愛らしい雛と雛道具が調えられました。
 弥千代の雛は、紙製の衣装をまとう古式ゆかしい立雛です。雛道具は、井伊家の家紋の橘と松竹梅の文様が金蒔絵であしらわれ、実物の調度さながらに精巧に作り込まれています。その数は85件にも及び、賑々しい婚礼仕度の様子を今に伝えてくれます。
 本展では、弥千代の雛と雛道具とともに弥千代の婚礼調度の一部を展示し、また併せて、地元の旧家に伝わる古今雛や段飾り、御殿飾りなどを一挙に公開します。春を彩る華やかな雛飾りの数々をご堪能ください。





期間

平成29年(2017年)2月3日(金)~3月7日(火)

8:30 ~17:00まで(※入場は16:30まで)

※会期中無休

場所

彦根城博物館 展示室6

観覧料

大人:500円(450円) 小・中学生:250円(170円)

(  )内は30名以上の団体割引料金

※常設展「“ほんもの”との出会い」も併せてご覧いただけます。

関連事業

ギャラリートーク

期日
1回目・・・平成29年(2017年)2月4日(土) 11:00~11:30
2回目・・・平成29年(2017年)2月4日(土) 14:00~14:30
※1回目・2回目とも同内容です。
場所
展示室6
その他
観覧料が必要です。
担当
彦根城博物館 学芸員
申込み
不要(※直接会場にお越しください。)

 

彦根城博物館

〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1
TEL: 0749-22-6100
FAX: 0749-22-6520
http://hikone-castle-museum.jp/