高宮宿の高宮神社随身門横の笠砂園内に松尾芭蕉の句碑があります。
「をりをりに 伊吹をみてや 冬籠」
この句は元禄4年、芭蕉が48歳、冬の作といわれ、芭蕉門弟で千川亭の兄弟の堂に泊まって詠んだ句。
句碑の裏に建立年「嘉永3 庚戌年林鐘」とあり、その下方に45名の名前が刻されています。筆蹟は桜井梅室。林鐘とは陰暦六月の異稱です。
地元の俳人等がこの句碑を神前左側(※今のお祓い所)に建立したもので、現在はこの庭園内に移設されています。
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