元号「令和」の出典となった万葉集。その万葉集は現存する日本最古の歌集で、収録されている約4,500首のうち、滋賀県を背景に詠まれた和歌は約108首あります。近江の風景が人々の心に深く刻まれていたことがうかがえます。
「白真弓 斐太の細江の 菅鳥の 妹に恋ふれか 眠を寝かねつる」
意・・・ひだの細江に住んでいる菅鳥のように、妻を恋しく思っているからか、眠ることもできなかったことだ。 ※「斐太」は「肥田」・「飛騨」など諸説あるようです。
万葉集の中で、滋賀の情景を詠んだ和歌が、滋賀県内にも歌碑として数多くあります。万葉集ゆかりの地に立つ歌碑を巡り、古の近江に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
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