石碑 松雨亭跡

松雨亭は、石碑より約70m西にあったとされ、1719年頃に開塾したと伝えられています。
澤村琴所(1686年〜1739年)。名は維顕。琴所は号。
父は彦根藩士・澤村左平太。14歳で彦根藩主・直道公の近侍に登用されました。伊藤東涯を師に宋学を学び、萩生徂徠の書物で、古学を学び、32歳の冬に松寺村(※現彦根市葛籠町)に開塾。近隣の村びとや身分、遠近を問わずに人の道を説くことに専念し、農業振興や社会政策の改善に生涯をささげました。琴所門下より野村公台、種村箕山、松平寒松、奥山華岳、西川国華など多くの人材を輩出し、彦根国学隆盛の基を築きましたが、元文4年(1739年)に54歳で死去しました。
高宮町の徳性寺に葬られており、河瀬小学校には顕彰碑があります。

石碑 松雨亭跡

所在地滋賀県彦根市葛籠町