句碑 松尾芭蕉 句碑

芭蕉は1691年秋に大津から江戸に向かう途中で明照寺に立ち寄りました。
寺院内の池泉回遊式庭園には李由の手植えの梅があります。芭蕉は庭園を鑑賞しながら 「百歳の 気色を庭の 落葉かな」という句を詠んでおり、句碑として残されています。
また、由緒あるお寺にお参りする人々が、ありがたさのあまり涙を流すでしょうが、その涙が紅葉に染まって散っています、と言って。「たふとかる 涙やそめて ちる紅葉」の句を芭蕉が読むと、李由は「一夜しずもる 笠の霜」とつけたして、芭蕉の旅笠に霜がおりて夜も深まりました、と言いました。
明照寺にはその笠塚も残されています。

句碑 松尾芭蕉 句碑

所在地滋賀県彦根市平田町