旧彦根藩足軽組屋敷 善利組・吉居家住宅

彦根城下の足軽屋敷は、城下町を取り囲むように屋敷を連ねており、そのうち、最も規模の大きかったのが善利組です。幕末期には約700個戸の足軽屋敷がありましたが、現在はその1割以下にまで減少しています。
吉居住宅は、旧芹橋12丁目のほぼ中央に位置しており、江戸時代後期の建造物と推定されます。天明元年(1781年)の「三拾七組家並帳」や天保7年(1836年)の「御城下惣絵図」に「吉居」姓が記載されており、少なくとも天明元年当時から吉居家の系譜をたどることができます。江戸時代の足軽組屋敷の姿を良好に留めており、周囲の歴史的景観ともに後世に守り伝えるべき貴重な建造物です。

※外観のみで、内観は非公開となっております。

旧彦根藩足軽組屋敷 善利組・吉居家住宅

所在地滋賀県彦根市芹橋